リモートワークだけ受けるフリーランスになって半年経ってバンクーバーに移住してみた

shishi.hatenablog.jp

前職を退職して半年ほど経ち、今はバンクーバーからこの記事を書いている。移動と居住地の自由のためにリモートワークだけ受けることにして、仕事があるのかとか不安なことはあったけども多くの人に助けられてやっていけている。

Railsプログラマとして

勉強会等で以前から付き合いのあった友人に自分の今やっている仕事を手伝ってくれないかという依頼を頂いたので是非と受けることに。週2程度でもちゃんとした収入になるぐらいには友人の働きかけもありいただくことができた。

仕事はRailsプログラマーとしての仕事だったが、着手した機能の目指すところや期限に対する認識が違ったりしてトラブルになったことがあった。言った言わない論争は置いておいて、自身に空気を読むのは不可能だったということはアピールすべきだったかなと思う。おそらくリモートワークだとこのへんが一番トラブルになりやすいかなと思う。

僕と一緒に仕事をした人のうちでは僕は情報共有しようぜとうるさい方であったと思っている人が多いと思うんだけども、自分で思っているよりリアルなコミュニケーションでそういう共有を実現していたのかなと思うこととなった。

顧問?アドバイザ?として

上記Railsプログラマのお仕事と並行して某企業の基幹システムを作り変えるプロジェクトがあり、上流を見るコンサルに依頼し実際にプログラミングするSIerも決まってはいるが、ユーザー側(某企業側)の目線で本当に彼らのやっていることが理にかなっているか、彼らのプロジェクトの計画、コードの品質等に問題がないか等を検証して欲しいという仕事があると、また別のプログラマの友人から紹介されたので受けることに。基幹システムの入れ替えということでそれなりに長期のお仕事であり、願ってもない条件。

このお仕事で初めて “S0” とかいうメソッド名や、そういう命名規則で生きる人達に実際に遭遇して、エクセルでクラス名やメソッド名を管理する人達が都市伝説でなかったことを思い知る。

こちらでは特に情報共有による問題は起きていないように感じていて、週1程度のSlackでの音声ミーティングと日々のチャットで問題なさそうな様子。いやもしかしたら不満を持たれているかもしれないので聞いてみなければ…

その他

その他、完全にリモートワークとして受けることを了承してもらえない仕事(必ず週1とかでも会社に来てほしいという条件等)、報酬が自分の設定する最低ラインを下回る仕事等はいくつかお断りさせていただいたものの、今バンクーバーに来ても新しく依頼をいただけるぐらいには仕事の機会はいただけている。エージェント等は一回も使っておらず、本当に今まで色んな所で出会った方々によって助けられている感じである。

現在はRailsプログラマとしての仕事について自分の仕事はほぼ収束していてその時間に別の仕事が入るかなあという状況。なんやかんやと仕事しないことになったとしても現状の仕事で十分生活できるし、あまり仕事を忙しくしてこちらで生活するメリットを活かせなくても困るのでどうなってもメリットがあるなと感じられそう。

現在の状況

現在はバンクーバー郊外に住んで、最近家のそばに開通した電車を使って都会や観光名所等を巡っている状況。そして寒い。だいたい気温は12度ぐらいしかない。まあ家が寒さに強い構造なので家の中はそれほど寒くないんだけども。

今年は特に寒いらしく、普段なら20度ぐらいの最高気温はあるとのこと。だいたい夏でも30度はいかないし冬は-5度程度ということでもしかしたら北海道より過ごしやすいかもしれない。

あと公園や木がいちいちでかい。バンクーバーのあるBC州だけで日本全土ぐらいの面積があるらしい。公園を散歩していたところ普通にリスに遭遇した。野生のリスはたぶん初めて。

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英語についてはまあ意外となんとかなるが、なんともならんときは本当になんともならない。アクセントや話し方に本当に依存する。さらには、こちらに話しかけてきてもらう分にはシチュエーションを加味した上で話の内容を推測できるがニュースとかの英語は本当に難しい。慣れが本当に大事なんだろうなという感じ。ちなみにこちらのニュースはもうひたすらトランプ問題で連日持ち切りである。

今の目標はバンクーバー都市部でうまい飯屋を探して周り、1人でもグループでもバンクーバーの外食でおすすめできるような店を探し当てること。外食コストが高いこと、日本で培った勘が発揮されないことでなかなか計画は進まないが1つぐらいは自信を持って言えるお店を探し当てたい。あと日本のみんなの飯テロのダメージがすごいので反撃したい。

こんな状況で生活しています。お仕事の依頼をいただける方、もしくはより詳しいバンクーバー生活が聞きたいという方はTwitter、コメントなどで是非ご連絡ください。