「The Rust Programming Language 日本語版 (通称 the book)」を読んだ

shishi.hatenablog.jp

前記事で読んだ本から次のステップとして

doc.rust-jp.rs

Rust界隈ではthe bookと呼ばれている、入門書がウェブで無料公開されており、有志により翻訳された日本語版が存在するので、そちらを読みました。 思っていたよりも知りたかった知識が網羅的に得られ、

www.oreilly.com

この辺の本から得ようとしていた基礎知識はとりあえず得られたのではないかという感想を得ているので、基礎知識ステップはとりあえず完了としてより実践の知識を得るフェイズに移っていこうかなというところです。

有志によるボランティアなので、ありがちな翻訳の固さ、逐語翻訳された不自然さなどはありますが、些細な問題です。やはり英語が読めるほうとは言っても日本語とは理解の早さが違いますからね。ほぼ全てのコードを写経しました。ほぼ全てのコードが今も問題はありませんが、dyn キーワードの導入から日本語版の更新が追いついていないようで、そこだけは修正しないとコンパイルすることができないことがありました。コンパイルできないようなコード、日本語が理解できないようなところは、原著である英語版をのぞきにいくと差分が見られたり、原文を見てああなるほどと理解することもできるので、そのようにして読まれることをおすすめします。

やはり母国語で必要十分な学習ができるというのは布教に大きな影響があるものと思います。Rails Tutorialのような、大きなひとつのつながりではないので、そこまで読みやすいとは言いにくいですが、実際に書いて実行できることに配慮されたコードがあり、Rust Playgroundで気軽にコード片を実行もできるしで、Rust勉強したいというプログラマにはまず紹介したい教材です。

今までのところ自分がやってきたRustの学習フェイズをこの順番なら良かったなと思う順としては

tourofrust.com

doc.rust-jp.rs

shishi.hatenablog.jp

です。

次は

www.rust-lang.org

"Rust By Example" を挟んでコード片の実例知識をもうちょっと眺めたりこのページで学習できる内容を眺めた後、

www.packtpub.com

で自分のやりたいメイン部分のウェブに発展していきたいなと思います。