「大逆転裁判」をクリアした

発売日に届いて寝る前に1時間とか30分とか寝ながらコツコツプレイし続けてようやく終わった。

用意されている「章」の数で言うと少ないが1つ1つが結構なボリュームなので、ちょうどいいぐらいではないかと思う。2週目が考えにくいタイプのゲームではあるので、クリア後はDLCぐらいしか楽しみがないのは残念といえば残念。

逆転裁判は1から3までやっていたけど最近は離れていて、今作はよくAimingの元同僚たちといくリアル脱出ゲームの大逆転裁判コラボに行ったのをきっかけにした買った。もうやってないと思うけど色々見てきたコラボの中で、もっともちゃんとコラボしていてとても良かった。なお最後のツメの部分を解ききれず脱出は失敗しました。

逆転裁判シリーズで初の3D化ということで、証拠調べや演出に3Dならではの演出があったのは良かった。けどもっとぐるぐる色々見たかった感もある。ゲームの進行等はさすがに安定感もあって、終始気持ちよくゲームをすることが出来た。

一番残念だったのはボイスの少なさで、「異議あり!」等の部分以外でも要所要所でボイスを入れて欲しかったなあと思う。フルボイスとはいかなくても、ダンガンロンパとかのようなやり方もあると思う。感情の演出の仕方が大きく変わると思うので。

続編を意識させる感じなのでとりあえず次回作にも期待という感じでした。出たら多分買うぐらいに思ってます。

「MySQL徹底入門」を読んだ

MySQL徹底入門 第3版 ?5.5新機能対応?

MySQL徹底入門 第3版 ?5.5新機能対応?

MySQL徹底入門 第3版 ?5.5新機能対応?

MySQL徹底入門 第3版 ?5.5新機能対応?

本書はタイトルのとおり、MySQLの入門者向けの本である。良くある入門と書いてあるけど全然入門者向けの本ではないという詐欺ではなく、ちゃんとした?入門書である。

なんで僕が今本書を読むことにしたかというと、実は

を読もうとした時に、たまたまPDFにした書籍のリストの中に本書があるのを見つけて、確か当時MySQLの知識の確認をしたくて買ったはずだったことを思い出し、このままだと本書をまた数年後とかに見ることになると思い、今さらっと読むことにした。

内容としては入門者向けではあるものの詳しく丁寧に説明されていると思った。僕はDB一般についてかなり必要に応じて覚えてきたものが多く、当時も同じように思って本書を手にしたはずだったけども、最初からこういう本を読んでおけばそんなに不安に思う日々も短くなったかもしれない。

さすがに知識として新しい発見というのはなかったけども、インストール、基本的なSQL文、かなり細かい設定値にも触れられており、MySQLマニュアルとともにふと忘れた時に見てみると良い本でもあると思う。プログラマが基本的にターゲット読者であることからか、DBに接続してみるコード例にかなりページが割かれており、DB入門者とプログラミング初心者がかぶることは多いと考えられるし、なおおすすめできる理由になると思う。

Shibuya.ex #1 のメモ

まさかの東横線停止で行けなかった僕用まとめ(順適当)。こないだブログに書いといたスライドもあったけどまとめてしまう。

スライド

speakerdeck.com

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www.slideshare.net

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リンク

qiita.com

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github.com

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「Runnning Lean」を読んだ

Running Lean ―実践リーンスタートアップ (THE LEAN SERIES)

Running Lean ―実践リーンスタートアップ (THE LEAN SERIES)

この本は巻末にある通り発売前にレビューさせてもらっているので、発売以前にも読んだことはあったのが、改めて読みなおしてみた。

本書は今や非常に有名になったLeanの実践解説書である。具体的にああしろこうしろと書いてあるので非常に馴染みやすい本となっている。もちろんビジネスの中身自体のことは書いてはいないが、本書筆者の具体的な実際の事例を混ぜて書かれており、あまりこういう本に馴染みのない僕でも実際がイメージしやすかった。

顧客の声を聞き、顧客からソリューションではなく課題を得て、ソリューションを作るという顧客開発という考え方を基本に、これを実現するためにどうするか、ということが書かれている。

僕はLeanというか本書の考え方にすごく好意的なんだけども、それは「価値」に注目しているからだと思う。UVP(独自の価値提案)やMVP(最小の価値提案)のように、価値にフォーカスした用語を作っていることからも分かる通り価値を中心において物事を考えている。価値というのはユーザーの課題を解決できることであったりする。徹底的にその価値に注目しとりあえず他は置いておけ、という考え方である。僕も最初にものを作るときにはそういう考え方をするようにしている。一番大事なものを真っ先に実現したい。

また、イテレーションを積み重ねて計測して改善するという実践も書かれており、どちらも合わせて非常に僕らがいうところのアジャイル開発にとても似ていて、アジャイル開発を学び親しんできた開発者には本書は特に馴染みやすく理解しやすいのではないかと思う。

スタートアップを作る、ということは僕はまだ考えてはいないことだけど、馴染んだアジャイル開発のような考え方がビジネスに応用された例を学べたので、自分の作るスタートアップとは言わずともスタートアップにいることの多い僕の会社での仕事に活かせればと思う。

「初めての人のためのLISP」を読んだ

初めての人のためのLISP[増補改訂版]

初めての人のためのLISP[増補改訂版]

初めての人のためのLISP[増補改訂版]

初めての人のためのLISP[増補改訂版]

本書は日本のハッカーといえば名前が上がる竹内郁雄さんによるCommon Lisp解説書である。

日頃からEmacsを愛用していて、elispでのカスタマイズは慣れからある程度はできるものの、やはり元々の流れというか本流というのは気になっていて、Lispの学習をしたいなあと思って何年か前に買った本を今さらではあるけども読んだ。読んでない間にオライリーからも話題になったLispの本が出たりしていてそちらも買ってあるのでそのうち読みたい。

Land of Lisp

Land of Lisp

僕としては本書にはLispの言語仕様的なことを平易に解説しているものと期待して買ったのだけども、そういう内容は付録に押し込められていて、大部分はLispの精神を伝えるということ*1に注力されていて、仕様的なことは後回しになっている。
S式とはAtomとは、Lispにとってのリストとは、といった解説が長く繰り返しされる。これらの考え方は僕が今までelispを書いてきたことに対する疑問のいくつかを氷解させてくれたし、*scratch* バッファの * の意味がおまけにわかったりして楽しかった。
しかし僕としてはLispという言語の考え方に触れられて勉強にはなったものの、対象読者はどういう人なのかがよく分からなくなった。Lispの組み込み関数が実際にはどういう風にLispのコードで表現できるかなどが登場人物による会話として明かされていくのだけれども、そのように取っ組みやすい見た目を持ちつつ概念の解説やつめ込まれ方は決して簡単ではなく、先に進んで戻ってきたりを繰り返さないと僕には理解できない部分も多くあった。

もしかすると数学的なアカデミックなものに触れたことのある人は違うのかもしれないと思いつつ読了したが予想よりもヘビーな本であることは間違いない。日本の代表的ハッカーの考え方の一端に触れられる本であること、Lispの精神にフォーカスするという他ではあまりなさそうという点から面白い本ではあると思った。

*1:本文中で繰り返しそう記述されている