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Team Geakを読み直した

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

読んだけど読書録に書いてない本が増えてきた。最近は読み直した本が多い。特に何かを必要としたわけではなかったけど何となく読み直した本が幾つか。本書もその一つ。

本書は理想的なチームのあり方、作り方についての本である。出版当時には結構話題に出たことが多かったように思う。 Googleでの話ということもあり、ソフトウェア開発の人たちに向けての内容となっている。Geakというのはコンピューターマニアみたいな意味の言葉だけど、その言葉にはあまり意味があるわけじゃなく、良い開発チームとはといったことが説かれている。

本書は出た当時はさらっと読み流しただけだったけど今読み直してみるとほぼ私の普段意識していることと同じことが書かれていると思った。この本を流したときに覚えたことか、本書に影響された人達の言説に多く触れたからか分からないけども同じふうに賛同する人は多いと思う。

特によく目にするのはHRTの原則である。Humility、Respect、Trust、つまり謙虚、尊敬、信頼である。チームメンバーにはこれらの心がけを持って接すべしということである。自分の感覚としてもそのような態度で接されると仕事がやりやすいし、そのような相手には自然と同じようにHRTの気持ちを持つようになるということが分かる。こないだまでやっていたプロジェクトではプログラミングキャリアのないメンバーとばかりのチームであったが、まず必ず相手の話を聞き、それから自分の考えを話すことを心がけていた。それは謙虚や尊敬に当たると思う。頭ごなしにしたくなかったり、経験がなくともより良い考えが出てくることはあると思っていたからである。また、個々のタスクのマイクロマネジメントはしないようにも心がけた。たまに困ってないか聞くことはあったけど、信頼して任せたのであるから必要以上に干渉すべきでないと思ったからである。細かく進捗を気にされると煩わしいものでもあるし。どれも私自身の経験から今取っている行動だけれども良いチームを目指そうとすると行動は近くなるものかなと思った。

自分にはチームの理想像があって、だいたいが本書と一致していたので自分の考えがある程度受け入れてもらえるものかと思う本となったが、自分の理想を探している人や、開発チームが何を求めているのか分からない管理職の人にもおすすめできる本かと思う。というより私としては管理職の人にはぜひ読んで欲しい。現場と管理職の人とは考え方の乖離があるのが世の常であるので、開発チームにとって何が快適なのかを理解してもらうには良い本だと思う。