ネットワークはなぜつながるのかを読んだ

ネットワークはなぜつながるのか 第2版 知っておきたいTCP/IP、LAN、光ファイバの基礎知識

ネットワークはなぜつながるのか 第2版 知っておきたいTCP/IP、LAN、光ファイバの基礎知識

誕生日のプレゼントにいただいたネットワークはなぜつながるのか 第2版 知っておきたいTCP/IP、LAN、光ファイバの基礎知識を読んだ。 かねてからよく言われる古典的な良い本であるが、LANとかの仕組みまでは知らないなあと思ってウィッシュリストへ入れておいたものだった。

いわゆるネットワークエンジニアではないところの多くのエンジニアの人たちだとそこまでローレベルな話を気にする人は少ないものだと思うので、そういうレベルからすると知らない話がたくさんあって、TCP/IPの仕組みをよく考えると知らない、なんて人は学ぶところが多くあると思う。

僕は昔々に情報セキュリティスペシャリストという資格をとったことがあるんだけれども、そこで勉強したことよりも通信の始まりから終わりまでのことが書かれており、最初に書いておいて通り、LAN以後のことはよく知らなかったので興味深く読ませてもらった。一方、OSI7階層モデルのなどの話は全然されない。あくまで本書の最初に書いてあるとおり、ウェブブラウザからリクエストが飛んで行ったらどうなるか、という話をされる。ウェブブラウザからLANを通りルータからプロバイダ、そしてインターネットへ…と流れていく通信を、各機器の役目や通信プロトコルの仕組みを通して順次説明されていく。

実際僕がプログラマとして本書で勉強したことが役立つかと言われると、既にある程度理解している立場からすれば万が一役立つことがあるかもしれないぐらいの感じではある。ただ一通りに通信の仕組みに触れられているので、何かで必要になった時に理解が早まるきっかけを持っておくという意味では浅く広く得た知識が役に立つかもしれない。しかし、きっとネットワークを扱う事自体を本職とする人たちからすればまるで足りないだろう。ただ、通信の仕組みがまるで想像できない人や、逆にエンジニアとの話をする上で共通の知識を身に着けたいという人は一読しても良いと思う。まるで仕事に関係がない人でもネットワークって不思議だなあって思ってる人は楽しく読めるかもしれない。

これだけはおさえたい 文系プログラマーの数学知識 基礎の基礎を読んだ

これだけはおさえたい 文系プログラマーの数学知識 基礎の基礎 (プロフェッショナル「確実」養成講座)

これだけはおさえたい 文系プログラマーの数学知識 基礎の基礎 (プロフェッショナル「確実」養成講座)

文系プログラマにはありがちだと思う数学コンプレックスみたいなものが僕にもあって、折を見てちょくちょくとそれっぽいことを勉強している。どこかで紹介されていたのでウィッシュリストに入れていたところ、誕生日に買っていただいたので読んでみた。

全体の感想としては、特に数学に苦手意識のある人のための本ではなく、ただ単に高校で学ぶ数学の基礎を並べた感じだった。僕としてはそれで数学が理解できているなら今頃数学コンプレックスなんぞ持っていないわけで、主語の大きさに負けて巻き込まれてしまったというのが正直なところである。 コラムのうちのいくつかや、章の最後に数学の知識はコンピュータで言えばこういうところに使われているという話も申し訳程度で、数学の楽しさを伝えてくれるものではないと感じた。

肝心の数学自体の解説も特に分かりやすいと思うことはなかった。教科書と何ら変わりないと思う。常々数学の問題を解く際に疑問に思っている、唐突な「XをYに置き換えると~」というような「え?なんで置き換えるの。じゃあ最初から置き換えといてよ」みたいないかにも数学の苦手な人が思いそうな疑問はスルーだったし、「文系プログラマー」というのは煽りだったのだなと思う。

数学は論理というが、こういう解き方は最初から解き方を知っている人の解き方なので、それは暗記というものだと思う…別にそれ自体を問題と思っているわけではない。実際に大学受験の際は僕は理解せずに暗記だけで結構な点数を取れていたから。ただやっぱり自分で活かせる知識として理解したいと思う僕にその解説では困る。

この本は文系のカリキュラムゆえ数学に長く触れていないだけで特に数学が苦手ではなかった人が知識をさらうのには良いのかもしれない。僕にはもうちょっと根本的な、数学概念とでもいうのか、そういうところから改めて入ったほうが良いような気がした。

MHXの村、集会所の全てのクエストを終えたので主に操虫棍の感想

プレイ時間は300時間ほど。

MHXは4のシステムベースに作られており、マップ等グラフィック的なことも変わりなく見える。グラフィックの美麗さを売りにしているゲーム&プラットフォームではないけども、時代が進むにつれて良くなっていって欲しいとは思う。WiiのMH3HDを見ると特にそう思ったりする。音楽は四天王を中心に良かった。誕生日のウィッシュリストからサントラもいただいたのでゲーム外でも楽しく聞いている。操作性は狩技を中心に不満がある。特にギルドスタイル用の2個狩技をセットできるパネルがないのが問題。下画面にパネルを設置せずともショートカットはあるが、ゲージの溜まり具合を管理しないで良いと思う人はいないだろう…システムでは今回は大量のチケットが手に入ることもあり、アイテムボックスのページ拡大等を考えて欲しかったり、モンハンの伝統となっている不便さをそろそろ解消しても良いのではと思う。

クエストは水増しが多すぎると思った。狩猟、環境不安定狩猟、捕獲と同じモンスターに対してクエストが3つあったりする。ジャギイ20頭とかの狩猟が村、集会所合わせると7、8個はあったり、採取もクエスト数が多い上に内容が同じものが多く「何回特産キノコ集めんねん!」と言いたくなるぐらいある。明らかに数だけ増やしたでしょって感じである。村最終はそこそこやりごたえがあるものだったが今までのにと比べると簡単。特に四天王おかわりは他の最終に比べて楽勝だった。

今回の一番のシステムの売りであるスタイルと狩技は概ね良いシステムであったと思う。ストイックな変なリアルさもモンハンの良さであると思うけども、こういう必殺技というノリはやはり楽しい。ただスタイル、狩技は武器種によって使える使えないの差がありすぎだと思う。 僕は操虫棍のギルドスタイルメインでクリアしたけども、狩技は基本的に絶対回避と絶対回避臨戦という武器種非依存の回避技ばかり使っていた。まあこの2種は全狩技中でも最強クラスだと思うが。

操虫棍の固有狩技3種の感想はこんな感じである。

  • エキスハンター
    • 苦労なく3種エキス集められる上に効果時間の上書きもできて便利だけど、頼らずとも困らない時間でエキス集めるぐらいの腕はある
  • 虫纏い
    • 怯み値が高く比較的使える狩技だったけどもエキスによって性能が変わる上に張り付き続けないと意味が無いというプレイの制限をされるし、後述飛翔蟲斬波との連携を考えると効果時間目一杯使えないことも多い
  • 飛翔蟲斬波
    • それ自体のモーション値は悪くないが、飛翔蟲斬波の動作にかかる時間分、赤エキス取って殴ってるほうがダメージがあるので使う意味が無い。単発攻撃ではないので眠らせて…っていうのも難しい。虫纏いとの連携を考えると威力は増えても自由度が制限され、結局ベストタイミングで出せずに無理をして反撃をもらうというオチになる

スタイルでも操虫棍は今作最強スタイルと名高いブシドーとの相性が非常に悪い。詳細は公式等見てもらうとして、取りにくい位置にあるエキスを取らなければいけないときは印弾を当てての一発勝負になる。プロハン様なら問題ないのかもしれないが…って思わざるをえない制限。制限が自力ジャンプできないとかなら僕も最初からブシドーで快適にヒュンヒュン避けられたのに。

HR100前後から違う武器でも遊んだけども他武器のブシドー、特にガンナーでのブシドーは快適で、2chで「ムシドーはマゾ用」と書かれていたのが非常によく分かった。ただ強すぎる感が否めないので次回作以降は調整待ったなしだと思う。

ブシドーガンナーでヒュンヒュン避けながらバシバシ撃ちまくるのは気持ち良いので剣士に飽きた頃にやってみるのはオススメ。ガンナーをちゃんとやったのは今作が初めてなんだけども、特に体の長い奴に貫通弾をキメるのが気持ちよかった。

あと、今回はたまたま飲み会の席上で教えてもらったモンハン好きプログラマ同士の集まるSlackに招待してもらったことをきっかけとしてそのコミュニティの中でよく一緒に狩りに出かけたけども、今回はそこの方々のおかげでより楽しく遊べた。入りたい方は教えていただければ招待するので是非。

Rack::VCR についてのメモ

techlife.cookpad.com

VCRというRequest Specのときに実際のレスポンスを記録しておいて高速に外部APIらとのテストをするためのGemがあるんだけども、APIを提供する側があらかじめレスポンスを用意して他に使わせることを目的とした逆転の発想のGem。使いそうな気がする。

HearthStone の日本語版発表会に出席した

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HearthStoneという世界中でプレイされている PC/Mac/iOS/Android でプレイできるデジタルTCGがあるんだけども、これの日本語版発表会に出席してきた。開発元はBlizzardといって、世界で一番有名と言えるゲーム開発会社。Diabloの開発会社といえばわかりやすいかもしれない。

最近は日本でもちょくちょく聞く対戦型ゲームをスポーツとして楽しむ「e-sports」という取り組みにも積極的で、同日台湾で行われていたアジア大会では日本代表が準優勝するなど、実は日本でも隠れて人気のあるゲームだったりする。世界大会の賞金は1000万を超す。
なお世界のユーザー数は3000万を超しており、月売上も2000万ドルを超えているとのことなので、日本のAppStore1位なんて目じゃないってぐらいの人気がある。

このイベントは招待制で、プレスや国内有名プレイヤーに対して招待が送られていた様子。私はトッププレイヤーという枠で出てたんだけど、たまたま大会で結果を残すと良いこともあるもんだなあという感じで出席させてもらった。何度か国内大会等に出ているので会場にいるのもお馴染みのメンツで終始楽しく歓談しながらイベントを楽しんだ。
イベントにはHearthStoneのディレクターや日本語版の声優さん、Twitch等のパートナー企業も出席しており、HearthStone関連で仲良くしてもらっている方の一人のDiablo1(1997年)のころからのBlizzardファンという方からBlizzardのゲーム開発責任者が来日する日が来るとは…!という話もあったぐらいで、すごく記念すべきイベントだった思う。日本のゲームメディアもいくつも今回の紹介記事を書いているけど、同じようなことを言っているのはわかってもらえると思う。なぜか「日本でだけは」流行らないBlizzardのゲームなんて言われるぐらいBlizzardと日本は相性が悪かった。それがやっと今回の発表ということで、今後も面白いゲームが日本に入ってくるきっかけになるかもしれない。

jp.automaton.am

Blizzardもそれなりに日本のモバイルゲームを調べたみたいで、今回は慣習に則って事前予約を始めている。

https://us.blizzard.com/promo/hearthstone/pre-regist/

まああんまりソースを見ないほうがいい感じのどこの業者に頼んだんだろうって感じのするウェブサイトではあるが、陳腐なものではなく本当に世界で愛されるゲームが日本語でもできる機会なので是非とも興味をもつ人が増えて欲しいと思ってブログに書いたりした。いろんな人に是非ともやってほしい。言ってくれればできる限り答えるしやってみてくれー!