「SCRUM BOOT CAMP THE BOOK」を読みました

SCRUM BOOT CAMP THE BOOK
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デブサミ2013の会場で少し立ち読みして「これは使えそうだ!」となって買った SCRUM BOOT CAMP THE BOOK を読み終わりました。
著者の方々が以前から存じ上げている方々ということもあり、デブサミ会期中に著者全員のサインも頂けました! f:id:shishi4htn:20150602053801j:plain

本の内容は、とても実践的な内容がほとんどを占めています。基礎編は最初のうちにさっと終わってしまい、あとは漫画と共に語られるプロジェクトが直面する困難、課題に向けての解決、対策、考え方を学んで行くという形です。
私は以前からスクラムアジャイル的な開発を実践したく、色々と取り組んできましたが、この本を読んで「これあるわー」とか「今これ困ってるわー」とか、実践すれば必ず当たるような問題が多く書かれており、それらに対して「なるほどこういう風に考えるのか」とか、「やはりそうあるべきだな」と思わされる解決策が載せられています。まさしく著者の方々が現場から生まれてきた問題に対し、実践されてきたであろうことが書かれており、ある程度実践している身ながら何度も勉強になるなーと思わされました。

経験者でも勉強になる、という話を書きましたが、現在スクラムを実践されている方たちだけでなく、これはこれからスクラムに取り組もうとするチーム、さらにはその周りの方々みんなに読んで欲しいと思いました。本書にはプロダクトオーナーはどうすべきか、ということも書かれており、おそらく開発メンバー以上にスクラムになじみがない人がされるであろう人にもオススメできます。
すごく平易な言葉遣いでわかりやすく書かれており、スクラムを組んでチームで開発するとはこういうことなのだ、とすっと理解してもらえると思います。またこの本で興味をもってもらい、スクラムの導入に結びつけるいいきっかけにでもなるのではと思います。

本書に書かれていたとおり、本書内で振り返りのことには触れられていません。私は振り返りにも悩むことが様々あるので、是非語り残されたこともいつかまとめて本にして欲しいなあと思っています。よろしくお願いします!

とりあえず私は会社で本書を揃えてもらい、チームで読書会をして意識、知識を揃えていきたいと思っています。