考具を読んだ

考具 ―考えるための道具、持っていますか?

考具 ―考えるための道具、持っていますか?

いつもの技術書ではなく実用書というたぐいの本を読んだ。何かのきっかけで何年か前にもらったものだと思うが、ずっと本棚にしまわれたままのものだった。まあせっかくだしぐらいの勢いでざーっと読むことに。

本書は結構有名な本のようで、ググると結構な絶賛の記事も出てくる。奥付を見ると初版は2003年、実際読んでる本は2009年の29刷ということで結構な人気であったことは間違いなさそう。

内容としてはカラーバスなどのインプットするための方法やブレスト等のアウトプットの方法まで、色々なアイデア出しのための方法と道具について書かれている。現在から見るとだいたいが当たり前な方法に思えるのだけど、もしかするとこの本らがきっかけになって広まったのかもしれないなと思ったりした。だいたいが既知のものなので、目新しさという意味では面白くなかった。まあ私が技術職で特別にアイデアマンであることを求められてるわけでも、自身でなりたいと思っているわけでもないので真剣味が足りないという可能性はある。逆に言えば、アイデア出しの方法等についてまったく知らないという人にとってはきっと当時と変わらず良い書籍なのだろうと思う。

全然本の内容とは関係ないけども、こういう本は分かりやすく書かれていることはもちろんだけど、前提知識があまり必要とされていないので読書がものすごく早く進んだ。数時間もかかってないと思う。技術書読むのにはエネルギー使うもんだなあと比べて思ったりした。